ビジネス数字とは何か【はじめてのビジネス数字】
b-date
Contents
【ビジネス数字】とは何か
数字で考える力が、仕事の質を変える
ビジネスの現場では、あらゆる判断や行動の裏側に「数字」があります。
売上、利益、在庫、経費──これらをただ見て終わりにするのではなく、数字から意味を読み取り、改善や戦略に活かすことができる人は、確実に周囲から一目置かれます。
1. 数字の基礎は「会社の成績表」から
会社の事業活動を数字で表したものが「決算書」です。
決算書には、大きく3つの種類があります。
- 貸借対照表（B/S）：財産や借金の状況を示す
- 損益計算書（P/L）：一定期間の売上・費用・利益を示す
- 株主資本等変動計算書：利益の使い道や蓄えの増減を示す
まずは、貸借対照表で「資産」「負債」「純資産」の関係をつかみ、損益計算書で「収益」「費用」「利益」の流れを理解することが、数字に強くなる第一歩です。
2. 日々の判断に活かせる会計の視点
数字を活用する場面は、経理や財務だけではありません。
- 売上高を分解し、何が伸びているのかを分析する
- 売上原価を把握し、利益率改善の糸口を探る
- 商品の構成比と利益率を見比べる「マージンミックス」
- 売上が経費を上回るポイントを見極める「損益分岐点」
- 単利・複利の違いや、借入金返済の方法を理解する
これらは営業、商品企画、店舗運営など、あらゆる部署で意思決定の精度を高める武器になります。
3. 数字を味方につけるメリット
数字を理解していると、会議や商談での発言に説得力が増します。
「売上が伸びているのに利益が減っている理由」や、「在庫が利益に与える影響」などを説明できれば、提案は一層信頼されます。
逆に、数字を読み解けないと、見込み違いや無駄な投資を招くリスクが高まります。
4. 無理なく始める学び方
数字に苦手意識がある方も、基本から順を追って学べば必ず身につきます。
まずは決算書の読み方を知り、その後に利益計算や管理会計などの応用へ進むと、自然に数字への理解が深まります。
さらに詳しい内容は、無料で読める入門教材でご確認いただけます。
数字に強くなる第一歩を、今日から始めてみませんか。
